マンガサイト観測 003

マンガ Thank(仮称)のなかにあるテキストデータで、コンテンツの内容を表現したタイトル( title )をいくつか抽出して、その文字列で google 検索してみると、マンガ Thank(仮称)以外のページがヒットする場合があることに気がつくだろう。

kuroca.hatenablog.com

当初考えていたのは、マンガ Thank(仮称)というサイトで、表示されているコンテンツ(つまりマンガのスキャンデータ)は、サイトの運営者がスキャンして、それをアップロードしているものと考えていた。

だが、マンガ Thank (仮称)で使っているタイトルの文字列のまま、他のサイトでも使われているということ、また、そのサイトというのが、オンラインリーディング型ではなくて、ダウンロード型・・・つまり、マンガの画像データを zip, rar など圧縮してまとめてダウンロードさせる配布サイトで、それもどうやらマンガ Thank(仮称)よりも保有コンテンツ数が多いような雰囲気があるので、これはもしかして、ダウンロードサイトからコンテンツをダウンロードし、そのファイルを解凍し、それをマンガ Thank(仮称)のコンテンツとして使用しているのではないか?という予測に至った。

これはコンテンツのアップロードの日時を比較し、ファイルの内容を比較すれば、流れのつじつまはひとつ確認できるのであろうけれども、未確認である。

この仮説が示すのは、「エコサイクル」が形成されているということ。 つまり、マンガ Thank(仮称)の運営者は、マンガをスキャンしてアップロードする作業スタッフを抱えていないのかもしれないということだ。

そのステップは、他にあって、オンラインリーディング型のサイトとダウンロード型サイトは、まったくの無関係でいながら結果的に分業している場合もありうる。それは、わからないことだが。

マンガ Thank(仮称)に限ったことで、問題は、このコンテンツである画像ファイルは cloudflare のドメインにあることだ。

cloudflare のドメインにある画像ファイルを直接読み込むようにしているため、cloudflare にコンテンツ配信のキャッシュファイルを個別に配信停止するように求めなければ、じつはこれは、画像ファイルの URL さえ記述すればどのウェブサイトであろうと、コンテンツを公開できてしまうということに候。

仮にマンガ Thank(仮称)がドメインごと消えた場合でも、新たに同じようにコンテンツが配信される可能性はあるし、全く新たに似たようなサイトが始動することもありえる。